2017/11/10

『痛快!武田節!!』 武田邦彦先生の講演会まとめ



こんばんは^^ 明日からいよいよ「地始凍(ちはじめてこおる)」です。そろそろ霜が降りる季節です。早朝のご出勤の方は、きっと霜柱を発見したりしますね^^


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子供の頃は11月中に初雪を見たような気がするのですが、最近は雪が少なくなりました。積もることもほとんどなくて有難いです。地球温暖化のせいだと思われるかもしれませんが、ここ数十年で見るとあたたかくなっているようですが、人類史上で考えると、今は寒い時期なのだそうですよ。以前、原子力関連の学者さんから、地質学者によると「地球は温暖化していない」と言う説もあると伺っていましたが、武田邦彦先生が詳しくご解説くださっています。

地球温暖化の科学的見地について、またそれ以外にも日本人が常識と思い込んでいることの意外な実際について、武田邦彦先生の講演で詳しく伺ってきました! 今回は、そこで伺ったお話をまとめてみたいと思います^^


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焼き鳥屋は何故ダイオキシンで死なないのか


今やずいぶん昔のことですが、一時期マスコミがダイオキシンで大騒ぎしていました。ダイオキシンの毒性について煽り立て、その報道に煽られて、ダイオキシンによる被害を訴える人が急増。かなりの猛毒だと私も信じていました。

しかしこれ、今ではまったく聞きませんよね。実は人間は、火を使う習性があるため、元々ダイオキシンに対する抵抗力が備わっているそうです。サルは火を使わないので、ダイオキシンの毒をもろに受けてしまいますが、人間は同じ量でもまったく動じません。そのことがわかり、マスコミが報道しなくなると、ダイオキシンの被害を訴える急病人はいなくなったそうです…

当時から、武田先生は焼き鳥というダイオキシン製造機のような商売を毎日しているお店の主人がダイオキシンの被害を受けないのは何故かと問題提起をされていたそうです。ダイオキシンにそれほどの強い毒性があるならば、真っ先に倒れるのは焼き鳥屋のおやじだろうと… 冷静に現実を分析することって大事ですね^^;

動物は煙を嫌うので、なんとなく煙に含まれるダイオキシンが猛毒だと言われると信じてしまいたくなるようです。ですが科学的な見地からの冷静な分析を知ることが必要です。サルと人間って似ているようで、まったく違うこともあるので、要注意ですね!



認知症にならないために


認知症とは、特定のたんぱく質が変性して脳にたまることによって引き起こされる症状だそうです。これが何故起こるのかというと、頭を使わなくなってしまうから。頭を使うとは、自分とは違う意見を受け入れて考えることだそうです。

どうしても年齢を重ねると、経験則や常識に縛られて、思い込みで物事を判断しがちです。そうして新しい考えを知って柔軟に考えることを放棄してしまうと、認知症になりやすいのだとか。いくつになっても気をつけたいものですね。

武田先生は、「だから今日はきっとみなさんが腹を立てるようなことをたくさん言います」と笑っておっしゃっていましたが、腹を立てるどころか笑いばかり起きていました^^



地球は温暖化しているのか


46億年前、地球ができました。その当時は地球を取り巻く大気の95%がCO2、つまり二酸化炭素だったそうです。生物はCO2を食料として生きているのだそうです。さまざまな物体に変化していますが、それらはC(炭素)が変化したものです。人間も例外ではありません。

このCO2ですが、95%もあったものが、今ではなんと0.04%しかなくなってしまったとのこと。武田先生によれば、むしろ1%くらいまで増やさなければいけないとおっしゃいます。ハイブリッド車などというケチな車は捨てて、どんどんガソリンを燃やしなさいと^^;

実は、武田先生は世界の学者さんの論文をかき集め、さまざまな研究成果を確認したところ、CO2のために温暖化が起こるとは言えないと結論付けたそうです。しかも地球は温暖化していないことは、もはや世界では常識となっているのに、日本は取り残されているとのこと! むしろこの「地球温暖化」は政治的な意図が強く、これから経済発展を遂げようとする国をけん制するために、経済活動に負荷をかけるような無理な注文をつけているだけだと言われています。真面目な日本人は、環境を良くしたいと一生懸命取り組んでいますが、現実を見なければいけませんね。

人間が生まれたとき、外気温は26度程度だったそうです。人間は服を着こんだり、暖房を使用したりできるので、地球のあちこちで生活できていますが、もしサルと変わらない生活だとしたら、フィリピンくらいまで南下しなければなりません。暑さや寒さを感じる能力があるのは、身体の中の脂肪が溶けすぎたり固まってしまったりしないよう、自分自身のセンサーが作動しているのだとか。適温を保つということは、命を守るということなんですね。行き過ぎると火傷や凍傷になりますものね^^;

そういえば、以前環境問題に取り組む女性が、マイ箸運動をされていましたが、実は割りばしは間伐材を使うのに好都合で、山を守るために間伐材を利用することが重要なのだとか。割りばしの使い捨ては一見「もったいない」ですが、山を守るためにはどんどん使った方が良いらしい、ということもありました。



石油はなくなるのか


武田先生は現役の資源学者とのことで、石油があとどのくらい使用できるのか計算されたそうです。その結果、あと600万年くらいは大丈夫だろうと^^; マスコミが「あと30年でなくなる!」と30年以上前から騒いでいるけど、いつなくなるのだろうね、と苦笑されていました。現在は石油だけでなく、シェールガスやメタンハイドレートなど、新たなエネルギー資源も発見されており、まだまだ困ることはなさそうです。

一説によると、石油がなくなるという危機感を煽って、原油価格をつり上げ、産油国に有利な価格設定となるよう操作していたと言われています。現実に、近年は原油価格が下落したため、産油国が別の収入減をさがして奔走しています。それにしても日本のマスコミは誰の指示で動いているのでしょうね…



高血圧はからだに悪いのか


正常血圧の基準値が引き上げられたそうです。一時期、基準値がどんどん引き下げられ、上が130を超えたら高血圧と診断され、毎日何年も降圧剤を飲まされていたことを考えたら、お医者様方もそこまで鬼畜ではなかったとほっとしました。看護師だった経験から申しますと、お年寄りなら上が200を超えていてもぴんぴんしている方もいます。以前から、降圧剤を売りたい製薬会社と病院の陰謀だと言われていましたが、あながち嘘ではないと思っていました。

武田先生も、臨床医のみなさま方とお話していて、実は血圧の高い人の方が元気だと現場でも感じているということを伺っていたそうです。血圧とは、血流が血管に与える圧力のことです。血流量が増えれば血圧は上がりますし、年齢とともに血管が硬くなって柔軟性を失えば、同じ血流量でも血圧は上がります。

血流って、からだに必要だから流しているのですよね。それを血圧を下げるために減らしたら、からだに良いわけがありません。武田先生がおっしゃるには、健康な血圧は、「年齢+90」だそうです。30歳なら120、70歳なら160。何歳でも一律で基準値を設けるなんておかしな話です。また武田先生がおっしゃるには、血圧に塩分はほとんど関係ないとのこと。からだに必要な分の血液を、自然に流してもらう方が健康には良いのではないでしょうか。

ただ年齢とともに血管はもろくなりますので、血圧が高ければ、いずれ脳血管疾患で亡くなる可能性は否定できません。血圧を下げた方がそのリスクは低くなるかわりに、癌になる可能性が高まるそうです… どちらで死にたいか、個人の自由な選択だと言われていました^^;

医師の石原結實先生もおっしゃられていましたが、低体温は癌のリスクを高めます。癌細胞は健康な人でも1日に5000個生み出されており、免疫系が正常に働いていれば、すぐに死滅させられるそうですが、低体温で免疫機能が落ちていると、そのまま癌細胞が増えていくのです。血流量が減れば低体温になりますよね。血圧が低いと癌になる人が増えるという説はとても納得できます。



タバコで癌になるのか


武田先生が、以前「虎ノ門ニュース」でおっしゃっていたのですが、喫煙者の数は年々減って分煙も進んでいるのに、癌で死ぬ人は年々増えている。これを見てもタバコと癌に因果関係がないことがわかる、と。先日の講演でも、タバコを吸わないのに女性の癌が増えている!と言われていました。

考えてみますと、女性は低体温の人が多いので、癌になりやすいのかもしれません。私も低体温のリスクを知ってから、食事や生活習慣を見直して、平熱を1度上げました。それ以来風邪もほとんど引きません。

実は、免疫は働かせないと働かなくなってしまうそうなのです。もし人が無菌室で育ったらちょっとした病原菌にも負けてしまうように、多少は悪いものと接して鍛えないといけないらしいのです。そういえば私もある時期ファーストフードもインスタントものもいっさい摂らないようにしていたら、ひどく頭痛がするようになりました。しかもものすご~くカップ麺が食べたいのです。そこで仕方なくカップ麺を食べてみると、なんと頭痛が消えました! そんな経験がありますので、適度にからだに悪い物も摂取するよう心がけています。

タバコの煙や放射能なども同様だとのこと。そういえば癌治療に良いと言われるラジウム温泉なども、放射能ですよね^^; 要は程度問題なのではないでしょうか。



悪玉コレステロールは本当に悪玉なのか


これ、個人的に私の中ではいちばん衝撃的だったのですが、コレステロールとしてからだの中で働いているのは悪玉コレステロールの方だったのです!! その働いたあとの汚れを掃除してくれるのが善玉コレステロールで、たしかに善玉コレステロールは必要だけれど、健康のことを考えれば、悪玉コレステロールが必要とのこと。会社で考えてみても、部屋を汚す営業マンと、掃除のおじさんがいて、いくら部屋がきれいだからって営業マンを雇わないで掃除の人だけ雇っていても、会社は成り立たないでしょ、と^^; そ、そうですよね…



植物油は動物の健康には良くない


健康に気を遣っている女性は、たいていみなさん植物系のオイルを使用されていると思いますが、実はまったくからだに良くないとバッサリ切られてしまいました… サラダもそうですが、葉っぱは特に動物に食べられないよう毒を含んでいるのだそうです。油で言うと菜種油は特に良くないと言われていました。一時期大ブレイクしたココナッツオイルも健康には良くないと… 意外です。

動物のからだには動物油が適していて、日本人のからだには魚が最適なのだそうです。日本人が古来から親しんできた、米、大豆、根菜、魚、などを中心にした食生活が健康のもと。乳製品も日本人のからだには向いていないのではないかと言われていました。

人間のからだは油で覆われていて、中身が溶け出さないようになっています。油って大事ですね。



そんなこんなで、爆笑の講演もあっという間に終わってしまいました。次回は番外編で、その後にお話した「原発の裏側」について書きたいと思います!
と思いましたが、こちらの裏情報は大和撫子塾の塾生様にだけ配信いたしますね^^







2017/11/09

『35歳からモテ美人になる7つの秘訣 大和撫子道』出版いたしました!



すっかり秋も深まって、なんとはや立冬です! 年月の過ぎるのはあっという間ですね。先月はこちらのブログを更新できず失礼いたしました。できる限り書かせていただきますね。

二十四節気では「山茶始開(やまつばきはじめてひらく)」です。つばきと読みますが、実はこれ「山茶花(さざんか)」のことだそうです。

可愛らしいお花ですね^^

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先日、お茶のお稽古でご銘を訊かれたときには「木枯らし」と答えても良いと言われました。寒くなるはずです。今週末からぐっと寒くなるとの予報でしたので、ご注意くださいませ。



さて、私事で恐縮ですが、本を書かせていただきました。看護師をしているときも、そして辞めてヒーリングサロンを開設してからも、たくさんの女性のお悩みをおひとりずつじっくり伺ってまいりましたが、その集大成ともいうべき1冊です。私自身も子供の頃から思い通りにならない自分自身と自分の人生に悩み苦しんできましたが、さまざまな経験を積み、あらゆるところで学びを深めてきて、「幸せになるためにはこれしかない!」という極意をこの1冊に詰め込みました。

ぜひたくさんの方の手にお届けし、少しでもより良い人生の糧にしていただけることを強く望みます。




第一章 モテ美人は誰でもなれる
♡美人になると心に決める
♡モテ美人は女優やモデルにあらず
♡外見は「髪型」「服装」「表情」「振る舞い」で決まる
♡礼法は人を不快にさせないための知恵
♡美容の技術は進化していますが…
♡モテ美人は誰でもなれます!
♡女性にしかできないことをする
♡大和撫子道とは「どMの美学」とみつけたり

第二章 結婚したくなる美人になる
♡「結婚したい人」と「付き合いたい人」は別
♡「素直さ」に勝るものなし
♡都合のいい女になるべからず
♡一夫一妻は「戦友の契り」
♡背中をあずけられる女になる
♡男に恥をかかせない
♡男性をヒーローにしてあげよう
♡子育てをまかせて安心?
♡「いただきます」と「ごちそうさま」の意味を知る

第三章 人を幸せにする徳の高い美人になる
♡「人のため」に何かしていますか?
♡負けるが勝ち
♡聞き上手で褒め上手は最強
♡叱ることも大切
♡「しつけ」と「おしつけ」
♡与えられることを当たり前だと思っている人は大成しない
♡感謝の気持ちを分け与える
♡すねない、めげない、落ち込まない
♡心のなかに人を見下す気持ちがありませんか

第四章 本質を見抜いて尊敬される美人になる
♡何故だか男性にいつもかるくあしらわれてしまう…
♡本質を見抜く目をもつ
♡小説には男性の本音がちりばめられている
♡人の望みに気づけぬ者は大成せず
♡東大生だって三千人いる
♡和の心は「察すると慎む」
♡弱みこそ知って受け入れる
♡人は善でも悪でもない
♡その自己認識危険です

第五章 誰からも愛される幸せ美人になる
♡おしゃれは見てくれる人のため
♡清楚は清潔から
♡イケメンにロックオンしていませんか?
♡苦労や失敗はステップアップのための踏み台
♡不倫は甘い罠
♡「美しい」よりも「可愛い」が強い
♡初めての人にほど人懐っこい笑顔で
♡やさしい言葉遣いを意識する
♡あげるなら物より気遣い
♡おばちゃんにならない

第六章 仕事もプライベートも信頼される美人になる
♡あなたは秘密を守れますか?
♡返事は1秒で
♡自制心の有無でその後が決まる
♡学歴よりも「行為」で判断されています
♡弱いところはさらけ出せ
♡「過去」と「他人」は変えられない
♡成果にこだわると妬みが生じる
♡目の前のことを心を込めて全力で
♡物事を「多角的に」見ていますか?
♡努力が「好き」な人が天才
♡どんな相手からも学ぶことがあります
♡心配するよりどんな出来事でも対処できる強さをもつ

第七章 天や運を味方につける強運美人になろう
♡井の中の蛙大海を知らず
♡徳の高い人とは?
♡品のある生き方
♡悪い友達は悪い出来事をはこんでくる
♡「ごめんなさい」と「ありがとう」
♡こだわりを手放すと欲しいものが手に入る
♡否定的?肯定的?
♡生きる目的をみつける
♡夢や生き方を馬鹿にする人とつきあってはダメ
♡心の底まで清らかですか?


たくさんの方に手に取っていただきたくて「モテ」という人間の本質的な欲求のひとつを前面に出しましたが、もっともっと大きな意味で、人生を切り拓くヒントにしていただければと思います。

発売してから10日余りですが、すでに1000名近くの方がお読みくださっているようで、驚いております。儲けはほとんどないですが、おひとりでも多くの女性の目に留まり、お読みいただけることを希求いたします。どうぞよろしくお願いいたします。









2017/09/01

「祓い」と「浄化」を本格的におこなってまいります!



あっという間に九月になってしまいました。朝晩は涼しさを感じるようになりましたね。八月二十三日から二十四節気では「処暑」と言い、暑さの峠は越して、朝晩の涼しさを感じる季節です。また台風の季節でもありますが、今年は早くから台風が来ていたので、季節感を失ってしまいますね。
七十二侯では「天地始粛(てんちはじめてさむし)」秋雨前線がやってきて、涼しさを感じる時期です。


四月から始めました「祓い」と「浄化」にたくさんの方がご参加くださったこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。

いろいろとご感想をいただいたのですが、個人的にいちばん印象的だったのは、三ヶ月前には腰痛で杖なしでは歩けなくなっていた方が、ずいぶんと顔色が良くなり、杖なしで歩いていらっしゃったことでしょうか。手術を考えていらっしゃったくらいでしたので、私自身も驚きました。

その他にも、職場の問題にひと区切りついた方、人生で大事なものが何かに気づけた方、心が穏やかになった方など、さまざまなお声をいただきました。ありがとうございます。



今後ですが、伯家神道の教えに従った「祓い」と、靈氣療法による「浄化」を、三ヶ月をひとクールとして、毎週1~3回程度行ってまいります。三ヶ月のどこでお申し込みいただいてもかまいません。お申し込みをいただき次第、始めさせていただきます。
三ヶ月を経過しましたら、状況のお伺いと、ご継続されるかの確認のためメールさせていただきます。


申込方法ですが、メールフォームから「ご氏名」と「ご住所」を明記の上、ご相談内容をお書き添えいただき、送付していただけると幸いです。
お返事は、状況によりできる限りさせていただこうと思っておりますが、できない場合もあることをご了承ください。祓いと浄化は必ずおこないます。


祓いと浄化を続けていて、何か変化がございましたら、またご連絡いただけると幸いです。その場合、匿名でブログに掲載することがありますことをご了承ください。




お代は「お気持ち」で結構です。以下のどちらかの口座にできる範囲内で構いませんので、ご入金いただきましたらご連絡いただけると幸いです。確認し次第、「祓い」と「浄化」を開始いたします。



三井住友銀行 新宿支店 普通 3801412 ツチヤミカ

ゆうちょ銀行 二四八 248 普通 2161494 ツチヤミカ





2017/08/11

『女性の品格』から考える品格ある女性活躍とは



8月7日から「立秋」となりました。今年の八月は雨が多く、少し涼しい残暑となりましたね。七十二侯では「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」も終わり、本日から「蒙霧升降(ふかききりまとう)」になりました。朝夕霧が出やすくなります。朝夕の冷え込みにご注意くださいね。


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ところで、今年で三年目になる大和撫子塾ですが、女性が活躍するために大事なことや、日本とは本当はどういった国なのか日本人とはどういった民族なのかについてをご一緒に学んでおります。

そのため私自身も常に学び続けておりますが、大変素晴らしい本に出会いましたので、ご紹介したいと思います。



『女性の品格 装いから生き方まで』 著者:坂東眞理子



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なんと300万部以上の売り上げを達成されたとか! 「品格」にこれほど関心があるということは、日本人はまだまだ品格の高い方が多いということですね。「品格」ブームの火付け役になったお茶の水大学名誉教授の藤原正彦さんのご著書『国家の品格』にもずいぶんと感銘を受けましたが、品のある生き方を学びたいという日本人の心を感じます。

こちらのご著書では、東京大学をご卒業され官僚や副知事として国内外でご活躍された著者が、働く女性としての品格について、マナーや言葉遣い、服装や暮らし方、また人間関係についてなど、詳しく書かれています。中でも、男女平等の社会を目指す男女共同参画室長も務められた著者が、やはり「女らしさ」は大切ではないかと改めて世に問うていることに意義を感じます。

どう足掻いても、男性と女性では、身体の構造や機能が違います。男性にはできて女性にはできないこと、女性にはできて男性にはできないことがたくさんあることを素直に認め、補い合ってそれぞれの良さを発揮できる社会へと成熟することが、本来の男女共同参画ではないでしょうか。


著者の考える「品格」とは、正義感、責任感、倫理観、勇気、誠実、友情、忍耐力、持続力、節制心、判断力、決断力、そして優しく思いやりがあること。また、自分の利益だけを追求しない、弱い人をいたわり助ける、強い人におもねらない、自分の受けた親切に恩返しをするなどです。

ですが、これは男女に共通することです。女性としての「品格」を考えてみますと、「美しい姿勢」「節度ある化粧」「身だしなみ」「得意料理をもつ」「仲間だけで群れない」「聞き上手になる」「褒める」など、女性らしい心遣いが重要です。また古典や花に精通するなど、教養を育てることも勧められています。


とくに考えさせられるのは、品格のある働き方です。

私たちはどうしても見た目の派手さや格好の良さを重視してしまいがちです。また収入が多いことを誇りに思います。しかし仕事とはそういうものでしょうか。そう考えてみますと、幼少期の学校教育では仕事とはどういうものか教えてもらえなかったように思います。

著者は、品格のある人は、人の見ていないところで努力し、それをひけらかさないと言います。どんなにつまらない仕事でも手抜きをせずこつこつと続け、人のためになることを人知れず行い、そして愚痴ひとつ言わない、そんな人が認められて成功するのです。

目の前の仕事を全力でやらないとチャンスを逃します「いくらやっても認めてもらえない仕事だ」「自分に向かない仕事だ」「こんなつまらないことを引き受けるのではなかった」と全力投球できない仕事をしている人は、おそらく一生自分にぴったりの仕事にはめぐり合わないでしょう仕事ぶりはいつだれがみているかわかりません。今いるところでいい仕事をするから認められるのです。ゴマスリ、自己アピール、要領などでのりきれるほど職場は甘くありません。


これはとても耳の痛いお話です。こんなふうに自分の居場所をさがしている若い人は多いのではないでしょうか。ですが、今いるところでやるべきことをきっちりできなければ、次のステージに上がれないのです。


日本の企業が発展したのは、地味に妥協することなく真剣に仕事に取り組んできた職人さんがいたからこそだと著者は言います。職人さんの地位は正直あまり高いとは言えません。現代の若者で職人を目指したいという人はかなり少ないでしょう。ですが、日本の企業が世界でも随一の品質を誇ることができたのは、そうした職人さんが、プライドにかけて懸命に努力された結果でした。



「活躍」というと、派手でかっこよくて人前に出る華やかな職種を連想しがちです。ですがそうやって考えてみますと、実は家庭の主婦も、清掃員さんも、事務員さんも、工場や工事現場で働く人も、それぞれ大切な役割を担い、十分にご活躍なさっている方々ばかりなのではないでしょうか。その仕事を誇りに思い真剣に取り組んでいるか、またそういったお仕事をしてくださる方々に対し敬意を持てているか、その点にこそ問題の本質が隠れているのかもしれません。


学校や家庭での教育を、見直すべきときが来ているのかもしれませんね。私自身も考えさせられました。





2017/07/19

ねずさんが語る百人一首の世界



蓮の花が開く時期となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
二十四節気では「小暑」。気温がずいぶんと上がっており、熱中症が心配です。水分の摂取や室温の調整にお気をつけくださいね。(書き出した日は七十二侯で「蓮始開」だったのですが、本日は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」になってしまいました^^;)

こんなに暑いというのに、北極の氷は溶けるどころかさらに増えているそうです。おかげで調査船が進めず、調査が中断されたとか。地球温暖化といいますが、日本だけではなく、世界的な規模で観察する必要がありますね。


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先日、可愛がっていただいているある年配の経営者の方が主催する勉強会に参加させていただきました。毎回、さまざまな分野で活躍されている講師をお招きするのですが、今回はブログ『大和心を騙るねずさんのひとりごと』を運営される人気作家、ねずさんこと小名木善行さんの講演です。

今回の講演テーマは「百人一首に学ぶ日本人の誇り」でした! 小名木さんはこんな本も書かれています。『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首 千年の時を超えて明かされる真実』です。


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このご著書、ずいぶん分厚くて、金額も3千円を超えるのですが、なんとAmazonでベストセラーになっているそうです。直訳すると「?」でいっぱいになる謎の内容の百人一首を、当時の日本人の感覚や時代背景、そしてその和歌を作った状況や必要性から読み解いていきます。推理小説のような内容でわくわくします。このねず説の百人一首解釈をするキャラクターが、最近マンガの「ちはやふる」や「コナン」にも出てきているらしいですよ。



肝心の講演内容ですが、このご著書にも書かれているとおり、百人一首とは何なのか、ということをお話してくださいました。みなさま、百人一首に親しまれたご経験のある方も多いかと思いますが、どのように習われましたか?

ねずさんによると、百人一首とは第1番歌の天智天皇の時代から、第100番歌順徳院(順徳天皇)までの500年間の「抒情詩」である、とのことです。抒情詩とは何か。ウィキペディアにはこのように書かれていました。


抒情詩(じょじょうし)は、詩歌分類の一種。詩人個人の主観的な感情思想を表現し、自らの内面的な世界を読者に伝える詩をいう。叙情詩とも言うが、「汲み出す」の意味から「表現する」を表すようになった漢字「抒」を使うのが本来的である。叙事詩劇詩とともに詩の三大区分の一つである。

抒情には、直接内面を表現するもの、風景に寄せて内面を表現するもの、事物に託して内心を表現するもの、歴史的事件や人物に寄せて内面を表現するものなどさまざまな方法がある。



古くはホメロスの作品『イーリアス』や『オデュッセイア』など、超長編の歴史的な作品を指して言います。


百人一首は、和歌の意味を探ることにより、編者の藤原定家の意図を読み解くことに面白味があるそうです。1首1首を直訳するだけでは、確かに「つまらない…」ですよね。私は女流歌人の和歌が好きで、子供の頃にいくつか自然と覚えていたのですが、大抵の解説本にある意味を読んでも、そんなくだらない内容だったのか、とがっかりしたものです。ところがこれは表の意味。和歌の神髄は裏の意味を読み解くことにあり、その心を「察する」訓練が和歌を詠むということなのです。

ねずさんによると、平安貴族は和歌ばかり詠んで恋にうつつを抜かした情けない人たちというイメージが定着しているようですが、実は和歌による人心をつかむ訓練をし、何か事件や事故が起こる前に人民を助けるような政治を行い、女性の活躍や文化の花開く平和な時代を築いた人たちとのこと。

聖徳太子の十七条の憲法の第十一条に「明察功過」とあります。これは「功績も過ちも、先に明らかに察しなさい。そして賞罰は察して事前にしてあげなさい」という意味になるそうです。こうした世の中を築くため、天智天皇(中大兄皇子)は「大化の改新」を行いました。百人一首は、天智天皇を始め多くの為政者が平和な時代を築くために努力してきた時代、そして文化の花開き女性が輝いた時代、それが徐々に衰退していく時代、の3つの時代の栄枯盛衰を百首の和歌で表現しているとのことです。壮大なお話ですね。



ところで、肝心の百首の内容ですが、すべて書くわけにはいかないので、解説はぜひご著書をお読みいただきたいです。ねずさんが直接ご解説いただいた数首について書かせていただきますね。


一番歌 天智天皇
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ

「かりほ」とは、農作業のための仮小屋「仮庵」と稲刈りで刈った「刈穂」の掛詞。
「苫(とま)」とは、ワラやススキをゴザのように編んで、屋根を葺くのにもちいたもの。
「衣手」は、「袖」の意。

直訳すると、秋の田んぼの脇にある仮小屋の、屋根を葺いた苫の目が粗いので、私の衣の袖は露に濡れてしまったよ、となります。これではなんだか愚痴っぽい歌ですよね^^;

実はこれ、天皇自ら働かれているという象徴的なお歌(御製:ぎょせい、天皇の詠んだ和歌)なのです。秋の稲刈りが終わり、刈り取った稲の藁を干し、露の降りる頃、粗末な小屋で藁を編みます。現代の天皇陛下も農作業をされますが、これはここ最近のお話ではなく、千年も二千年も続く伝統なのです。

諸外国の王族の歴史を考えてみますと、民は隷属するものであり、権力者に奉仕し、富は王侯貴族にすべて奪い取られます。しかし、日本の天皇家は、民と共に働き、民が豊かに暮らせるよう心を配り、何事も悪いことが起こる前に察して食い止めることを美徳として存在してきました。これを「シラス統治」と言います。


シラス統治とは

『古事記』にこんな記載があります。
「汝がうしはける、この葦原中国(あしはらのなかつくに)は、我が御子のしらす国ぞ」
これは、天照大神の孫であるニニギノミコトが天孫降臨されて、地上を治めていた大国主に(天照大神の神勅として)言った言葉です。実は、それまでの日本は「ウシハク統治」といって、力で抑えつけて治める世の中でした。その権力者が出雲の大国主です。ですが、天の国の平和で幸せな世を、地上にも広げたいという天照大神のご意向で、ニニギノミコトはこれから「シラス統治」を行っていくから国を譲りなさいと説得します。大国主もこれに応じ、「国譲り」が成ったのです。

ウシハク統治とは、権力者が直接民を支配し、隷属させるものです。利益は権力者に集中します。

しかし、シラス統治とは、天皇の親任を得た権力者が統治する方法です。これは、民も国土もすべて天皇の宝物(おおみたから)であり、大切に扱って統治してくださいね、というやり方です。これが日本の伝統的な国の在り方でした。


また、二番歌である持統天皇の御製も同様です。

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山

訳:春が過ぎて夏が来た。純白の衣を干そう、天の香具山に。

なんと天皇自ら洗濯をしている様子を歌っておられます。持統天皇は天武天皇の皇后で、天武天皇が亡くなったあと天皇に即位された女性天皇です。ねずさんによれば、1番2番の歌で、天皇が働いている歌が収録されているのは、日本と言う国がそういう国柄であることを強く物語っているものであると言います。

ところが、東大をはじめとする学者の先生方は、この歌を解釈するのに山まで登って洗濯を干しにいった歌だとか、山で洗濯をしていた歌だとか、どうしたら和歌の品性をおとしめるような解釈ばかりできるのだろうというご解説をなさっているそうです。当時、宮中に洗濯用の川が引かれており、宮中で洗濯はもちろんできたそうですし、わざわざ干すのに山に行く必要などないことは、主婦のみなさまならよくおわかりでしょう。

ねずさんは、洗濯を干す傍らから見える香具山に、亡くなった旦那様を思い浮かべて決意を新たにする持統天皇の心を語ってくださいました。女性が天皇になるということは、問題なく天皇を継承する世継ぎがいない非常事態です。きっと持統天皇は心折れそうになりながらも、強く保って頑張っておられたことでしょう。


そして、三番歌です。
ここまで天皇おふたりの御製でした。普通に考えれば皇后や大臣クラスのお方のお歌になると考えるのが普通ですが、なんと下級貴族の歌が来ます。

三番歌 柿本人麻呂

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

訳:足を引きずって歩くほどの山奥に棲む山鳥の尾のように、長い夜を、ひとり寝ることになるのだろうか。

これですが、通常恋の歌ととらえる方が多いそうです。確かに夜ひとりで寝ることを寂しがっているように感じますね。ですがねずさんはそんな高尚でない歌が三番歌に来るでしょうかと問われます。柿本人麻呂は下級貴族ですが、一流の歌人です。夜ひとりで思い悩むことといったら和歌についてではないでしょうか。それほどその時代の貴族は言葉ひとつひとつを大切にし、五七五七七の短い文章で深い深い意味を盛り込む工夫を重ねていました。また、天皇のお歌のあとに、下級貴族で一流の歌人の歌が続けられることで、身分よりも心を大切にしてきた日本の在り方をあらわしているとのことです。



このように、戦前の教育が全否定されている戦後教育では教えられていない世界がまだまだたくさんあります。ぜひ大和撫子塾でもそれらを語り継いでいける人材を発掘していきたいと考えております。

小名木先生、素敵なご講義をありがとうございました。年内には岐阜にお呼びしたいと考えておりますので、ご興味のある方は、男性女性に関わらず、ぜひご連絡をいただけたらと思います!



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