2017/09/01

「祓い」と「浄化」を本格的におこなってまいります!



あっという間に九月になってしまいました。朝晩は涼しさを感じるようになりましたね。八月二十三日から二十四節気では「処暑」と言い、暑さの峠は越して、朝晩の涼しさを感じる季節です。また台風の季節でもありますが、今年は早くから台風が来ていたので、季節感を失ってしまいますね。
七十二侯では「天地始粛(てんちはじめてさむし)」秋雨前線がやってきて、涼しさを感じる時期です。


四月から始めました「祓い」と「浄化」にたくさんの方がご参加くださったこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。

いろいろとご感想をいただいたのですが、個人的にいちばん印象的だったのは、三ヶ月前には腰痛で杖なしでは歩けなくなっていた方が、ずいぶんと顔色が良くなり、杖なしで歩いていらっしゃったことでしょうか。手術を考えていらっしゃったくらいでしたので、私自身も驚きました。

その他にも、職場の問題にひと区切りついた方、人生で大事なものが何かに気づけた方、心が穏やかになった方など、さまざまなお声をいただきました。ありがとうございます。



今後ですが、伯家神道の教えに従った「祓い」と、靈氣療法による「浄化」を、三ヶ月をひとクールとして、毎週1~3回程度行ってまいります。三ヶ月のどこでお申し込みいただいてもかまいません。お申し込みをいただき次第、始めさせていただきます。
三ヶ月を経過しましたら、状況のお伺いと、ご継続されるかの確認のためメールさせていただきます。


申込方法ですが、メールフォームから「ご氏名」と「ご住所」を明記の上、ご相談内容をお書き添えいただき、送付していただけると幸いです。
お返事は、状況によりできる限りさせていただこうと思っておりますが、できない場合もあることをご了承ください。祓いと浄化は必ずおこないます。


祓いと浄化を続けていて、何か変化がございましたら、またご連絡いただけると幸いです。その場合、匿名でブログに掲載することがありますことをご了承ください。




お代は「お気持ち」で結構です。以下のどちらかの口座にできる範囲内で構いませんので、ご入金いただきましたらご連絡いただけると幸いです。確認し次第、「祓い」と「浄化」を開始いたします。



三井住友銀行 新宿支店 普通 3801412 ツチヤミカ

ゆうちょ銀行 二四八 248 普通 2161494 ツチヤミカ





2017/08/11

『女性の品格』から考える品格ある女性活躍とは



8月7日から「立秋」となりました。今年の八月は雨が多く、少し涼しい残暑となりましたね。七十二侯では「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」も終わり、本日から「蒙霧升降(ふかききりまとう)」になりました。朝夕霧が出やすくなります。朝夕の冷え込みにご注意くださいね。


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ところで、今年で三年目になる大和撫子塾ですが、女性が活躍するために大事なことや、日本とは本当はどういった国なのか日本人とはどういった民族なのかについてをご一緒に学んでおります。

そのため私自身も常に学び続けておりますが、大変素晴らしい本に出会いましたので、ご紹介したいと思います。



『女性の品格 装いから生き方まで』 著者:坂東眞理子



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なんと300万部以上の売り上げを達成されたとか! 「品格」にこれほど関心があるということは、日本人はまだまだ品格の高い方が多いということですね。「品格」ブームの火付け役になったお茶の水大学名誉教授の藤原正彦さんのご著書『国家の品格』にもずいぶんと感銘を受けましたが、品のある生き方を学びたいという日本人の心を感じます。

こちらのご著書では、東京大学をご卒業され官僚や副知事として国内外でご活躍された著者が、働く女性としての品格について、マナーや言葉遣い、服装や暮らし方、また人間関係についてなど、詳しく書かれています。中でも、男女平等の社会を目指す男女共同参画室長も務められた著者が、やはり「女らしさ」は大切ではないかと改めて世に問うていることに意義を感じます。

どう足掻いても、男性と女性では、身体の構造や機能が違います。男性にはできて女性にはできないこと、女性にはできて男性にはできないことがたくさんあることを素直に認め、補い合ってそれぞれの良さを発揮できる社会へと成熟することが、本来の男女共同参画ではないでしょうか。


著者の考える「品格」とは、正義感、責任感、倫理観、勇気、誠実、友情、忍耐力、持続力、節制心、判断力、決断力、そして優しく思いやりがあること。また、自分の利益だけを追求しない、弱い人をいたわり助ける、強い人におもねらない、自分の受けた親切に恩返しをするなどです。

ですが、これは男女に共通することです。女性としての「品格」を考えてみますと、「美しい姿勢」「節度ある化粧」「身だしなみ」「得意料理をもつ」「仲間だけで群れない」「聞き上手になる」「褒める」など、女性らしい心遣いが重要です。また古典や花に精通するなど、教養を育てることも勧められています。


とくに考えさせられるのは、品格のある働き方です。

私たちはどうしても見た目の派手さや格好の良さを重視してしまいがちです。また収入が多いことを誇りに思います。しかし仕事とはそういうものでしょうか。そう考えてみますと、幼少期の学校教育では仕事とはどういうものか教えてもらえなかったように思います。

著者は、品格のある人は、人の見ていないところで努力し、それをひけらかさないと言います。どんなにつまらない仕事でも手抜きをせずこつこつと続け、人のためになることを人知れず行い、そして愚痴ひとつ言わない、そんな人が認められて成功するのです。

目の前の仕事を全力でやらないとチャンスを逃します「いくらやっても認めてもらえない仕事だ」「自分に向かない仕事だ」「こんなつまらないことを引き受けるのではなかった」と全力投球できない仕事をしている人は、おそらく一生自分にぴったりの仕事にはめぐり合わないでしょう仕事ぶりはいつだれがみているかわかりません。今いるところでいい仕事をするから認められるのです。ゴマスリ、自己アピール、要領などでのりきれるほど職場は甘くありません。


これはとても耳の痛いお話です。こんなふうに自分の居場所をさがしている若い人は多いのではないでしょうか。ですが、今いるところでやるべきことをきっちりできなければ、次のステージに上がれないのです。


日本の企業が発展したのは、地味に妥協することなく真剣に仕事に取り組んできた職人さんがいたからこそだと著者は言います。職人さんの地位は正直あまり高いとは言えません。現代の若者で職人を目指したいという人はかなり少ないでしょう。ですが、日本の企業が世界でも随一の品質を誇ることができたのは、そうした職人さんが、プライドにかけて懸命に努力された結果でした。



「活躍」というと、派手でかっこよくて人前に出る華やかな職種を連想しがちです。ですがそうやって考えてみますと、実は家庭の主婦も、清掃員さんも、事務員さんも、工場や工事現場で働く人も、それぞれ大切な役割を担い、十分にご活躍なさっている方々ばかりなのではないでしょうか。その仕事を誇りに思い真剣に取り組んでいるか、またそういったお仕事をしてくださる方々に対し敬意を持てているか、その点にこそ問題の本質が隠れているのかもしれません。


学校や家庭での教育を、見直すべきときが来ているのかもしれませんね。私自身も考えさせられました。





2017/07/19

ねずさんが語る百人一首の世界



蓮の花が開く時期となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
二十四節気では「小暑」。気温がずいぶんと上がっており、熱中症が心配です。水分の摂取や室温の調整にお気をつけくださいね。(書き出した日は七十二侯で「蓮始開」だったのですが、本日は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」になってしまいました^^;)

こんなに暑いというのに、北極の氷は溶けるどころかさらに増えているそうです。おかげで調査船が進めず、調査が中断されたとか。地球温暖化といいますが、日本だけではなく、世界的な規模で観察する必要がありますね。


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先日、可愛がっていただいているある年配の経営者の方が主催する勉強会に参加させていただきました。毎回、さまざまな分野で活躍されている講師をお招きするのですが、今回はブログ『大和心を騙るねずさんのひとりごと』を運営される人気作家、ねずさんこと小名木善行さんの講演です。

今回の講演テーマは「百人一首に学ぶ日本人の誇り」でした! 小名木さんはこんな本も書かれています。『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首 千年の時を超えて明かされる真実』です。


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このご著書、ずいぶん分厚くて、金額も3千円を超えるのですが、なんとAmazonでベストセラーになっているそうです。直訳すると「?」でいっぱいになる謎の内容の百人一首を、当時の日本人の感覚や時代背景、そしてその和歌を作った状況や必要性から読み解いていきます。推理小説のような内容でわくわくします。このねず説の百人一首解釈をするキャラクターが、最近マンガの「ちはやふる」や「コナン」にも出てきているらしいですよ。



肝心の講演内容ですが、このご著書にも書かれているとおり、百人一首とは何なのか、ということをお話してくださいました。みなさま、百人一首に親しまれたご経験のある方も多いかと思いますが、どのように習われましたか?

ねずさんによると、百人一首とは第1番歌の天智天皇の時代から、第100番歌順徳院(順徳天皇)までの500年間の「抒情詩」である、とのことです。抒情詩とは何か。ウィキペディアにはこのように書かれていました。


抒情詩(じょじょうし)は、詩歌分類の一種。詩人個人の主観的な感情思想を表現し、自らの内面的な世界を読者に伝える詩をいう。叙情詩とも言うが、「汲み出す」の意味から「表現する」を表すようになった漢字「抒」を使うのが本来的である。叙事詩劇詩とともに詩の三大区分の一つである。

抒情には、直接内面を表現するもの、風景に寄せて内面を表現するもの、事物に託して内心を表現するもの、歴史的事件や人物に寄せて内面を表現するものなどさまざまな方法がある。



古くはホメロスの作品『イーリアス』や『オデュッセイア』など、超長編の歴史的な作品を指して言います。


百人一首は、和歌の意味を探ることにより、編者の藤原定家の意図を読み解くことに面白味があるそうです。1首1首を直訳するだけでは、確かに「つまらない…」ですよね。私は女流歌人の和歌が好きで、子供の頃にいくつか自然と覚えていたのですが、大抵の解説本にある意味を読んでも、そんなくだらない内容だったのか、とがっかりしたものです。ところがこれは表の意味。和歌の神髄は裏の意味を読み解くことにあり、その心を「察する」訓練が和歌を詠むということなのです。

ねずさんによると、平安貴族は和歌ばかり詠んで恋にうつつを抜かした情けない人たちというイメージが定着しているようですが、実は和歌による人心をつかむ訓練をし、何か事件や事故が起こる前に人民を助けるような政治を行い、女性の活躍や文化の花開く平和な時代を築いた人たちとのこと。

聖徳太子の十七条の憲法の第十一条に「明察功過」とあります。これは「功績も過ちも、先に明らかに察しなさい。そして賞罰は察して事前にしてあげなさい」という意味になるそうです。こうした世の中を築くため、天智天皇(中大兄皇子)は「大化の改新」を行いました。百人一首は、天智天皇を始め多くの為政者が平和な時代を築くために努力してきた時代、そして文化の花開き女性が輝いた時代、それが徐々に衰退していく時代、の3つの時代の栄枯盛衰を百首の和歌で表現しているとのことです。壮大なお話ですね。



ところで、肝心の百首の内容ですが、すべて書くわけにはいかないので、解説はぜひご著書をお読みいただきたいです。ねずさんが直接ご解説いただいた数首について書かせていただきますね。


一番歌 天智天皇
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ

「かりほ」とは、農作業のための仮小屋「仮庵」と稲刈りで刈った「刈穂」の掛詞。
「苫(とま)」とは、ワラやススキをゴザのように編んで、屋根を葺くのにもちいたもの。
「衣手」は、「袖」の意。

直訳すると、秋の田んぼの脇にある仮小屋の、屋根を葺いた苫の目が粗いので、私の衣の袖は露に濡れてしまったよ、となります。これではなんだか愚痴っぽい歌ですよね^^;

実はこれ、天皇自ら働かれているという象徴的なお歌(御製:ぎょせい、天皇の詠んだ和歌)なのです。秋の稲刈りが終わり、刈り取った稲の藁を干し、露の降りる頃、粗末な小屋で藁を編みます。現代の天皇陛下も農作業をされますが、これはここ最近のお話ではなく、千年も二千年も続く伝統なのです。

諸外国の王族の歴史を考えてみますと、民は隷属するものであり、権力者に奉仕し、富は王侯貴族にすべて奪い取られます。しかし、日本の天皇家は、民と共に働き、民が豊かに暮らせるよう心を配り、何事も悪いことが起こる前に察して食い止めることを美徳として存在してきました。これを「シラス統治」と言います。


シラス統治とは

『古事記』にこんな記載があります。
「汝がうしはける、この葦原中国(あしはらのなかつくに)は、我が御子のしらす国ぞ」
これは、天照大神の孫であるニニギノミコトが天孫降臨されて、地上を治めていた大国主に(天照大神の神勅として)言った言葉です。実は、それまでの日本は「ウシハク統治」といって、力で抑えつけて治める世の中でした。その権力者が出雲の大国主です。ですが、天の国の平和で幸せな世を、地上にも広げたいという天照大神のご意向で、ニニギノミコトはこれから「シラス統治」を行っていくから国を譲りなさいと説得します。大国主もこれに応じ、「国譲り」が成ったのです。

ウシハク統治とは、権力者が直接民を支配し、隷属させるものです。利益は権力者に集中します。

しかし、シラス統治とは、天皇の親任を得た権力者が統治する方法です。これは、民も国土もすべて天皇の宝物(おおみたから)であり、大切に扱って統治してくださいね、というやり方です。これが日本の伝統的な国の在り方でした。


また、二番歌である持統天皇の御製も同様です。

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山

訳:春が過ぎて夏が来た。純白の衣を干そう、天の香具山に。

なんと天皇自ら洗濯をしている様子を歌っておられます。持統天皇は天武天皇の皇后で、天武天皇が亡くなったあと天皇に即位された女性天皇です。ねずさんによれば、1番2番の歌で、天皇が働いている歌が収録されているのは、日本と言う国がそういう国柄であることを強く物語っているものであると言います。

ところが、東大をはじめとする学者の先生方は、この歌を解釈するのに山まで登って洗濯を干しにいった歌だとか、山で洗濯をしていた歌だとか、どうしたら和歌の品性をおとしめるような解釈ばかりできるのだろうというご解説をなさっているそうです。当時、宮中に洗濯用の川が引かれており、宮中で洗濯はもちろんできたそうですし、わざわざ干すのに山に行く必要などないことは、主婦のみなさまならよくおわかりでしょう。

ねずさんは、洗濯を干す傍らから見える香具山に、亡くなった旦那様を思い浮かべて決意を新たにする持統天皇の心を語ってくださいました。女性が天皇になるということは、問題なく天皇を継承する世継ぎがいない非常事態です。きっと持統天皇は心折れそうになりながらも、強く保って頑張っておられたことでしょう。


そして、三番歌です。
ここまで天皇おふたりの御製でした。普通に考えれば皇后や大臣クラスのお方のお歌になると考えるのが普通ですが、なんと下級貴族の歌が来ます。

三番歌 柿本人麻呂

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

訳:足を引きずって歩くほどの山奥に棲む山鳥の尾のように、長い夜を、ひとり寝ることになるのだろうか。

これですが、通常恋の歌ととらえる方が多いそうです。確かに夜ひとりで寝ることを寂しがっているように感じますね。ですがねずさんはそんな高尚でない歌が三番歌に来るでしょうかと問われます。柿本人麻呂は下級貴族ですが、一流の歌人です。夜ひとりで思い悩むことといったら和歌についてではないでしょうか。それほどその時代の貴族は言葉ひとつひとつを大切にし、五七五七七の短い文章で深い深い意味を盛り込む工夫を重ねていました。また、天皇のお歌のあとに、下級貴族で一流の歌人の歌が続けられることで、身分よりも心を大切にしてきた日本の在り方をあらわしているとのことです。



このように、戦前の教育が全否定されている戦後教育では教えられていない世界がまだまだたくさんあります。ぜひ大和撫子塾でもそれらを語り継いでいける人材を発掘していきたいと考えております。

小名木先生、素敵なご講義をありがとうございました。年内には岐阜にお呼びしたいと考えておりますので、ご興味のある方は、男性女性に関わらず、ぜひご連絡をいただけたらと思います!



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2017/06/18

「小池劇場」が日本を滅ぼす



梅雨入りしたというのに、なかなか雨が降りませんね。生活する分には有難いですが、農作物が心配です。そろそろ雨乞いをしなければ^^;

テレビでは、しきりに「地球温暖化のために…」と言われていますが、なにやらそれすらも作為を感じてしまいます。実は、私は7~8年くらい前から温暖化懐疑派なのです。一部の学者の間でも、温暖化はしていないという説が何年も前から囁かれていますが、テレビでは報道されません。

物事には様々な視方があります。多様な視点を持たなければ、容易に騙されてしまいます。大和撫子塾の第3回目では、「メディアリテラシー」について学びました。マスメディア、特にテレビが如何に自身の都合よく切り取って視聴者に偏った考えを植え付けているかを、とてもわかりやすい動画を観ながら考えてみました。



そんな話題にぴったりの本を読みました。敬愛するジャーナリスト 有本香さんのご著書『「小池劇場」が日本を滅ぼす』です。


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マスメディアが煽る「小池劇場」の正体を、論理的に、誰でも確認できる資料に基づいて、明快に解説してくださっている本です。著者のセンスの良い文章がとても痛快で、あっという間に最後まで読み切っていました。


まず、元祖劇場型と言えば「小泉劇場」です。また橋下徹さんも「橋下劇場」と言われることもあります。このふたつの劇場型政治と、今回の小池百合子都知事の違いをまず説明しますと、このように書かれていました。

まず、小泉純一郎氏、橋下徹氏の「劇場」には、賛否は別として、はっきりとした「演目=実現したい政策」があった。小泉のそれは「郵政民営化」に代表される構造改革であり、橋下には「大阪都構想」と銘打った大阪の再編という大命題があった。
しかし小池の劇場にはこれといった演目が「ない」
強いて挙げれば、小池本人が言った「黒い頭のネズミ捜し」であろうか。つまり、前任者や政敵の「吊るし上げ」劇だが、数ヵ月間もメディアとともに大騒ぎしたわりには、罪人は一人も見つかっていない。
つぎの「ない」は、正規の手続きがないことだ。
小泉、橋下は「既得権益をぶっ壊す」ことを訴えて喝采を浴びてはいたが、日本の民主主義のシステムをぶっ壊すことはけっしてなかった。当然ながら、2人は行政の長として手続きをきちんと踏んで物事を決め、執行した。小泉の「破壊劇」の後ろには財務省のエリート官僚集団が付いていたし、橋下は法律家だ。そのあたりに抜かりはない。
ところが、小池は違った。
就任早々の平成28年8月末、2ヵ月先に迫っていた築地から豊洲への市場の移転という大事業をまさに「鶴の一声」で、議会に諮ることもなく延期すると独断したのである。
女性初の都知事ということもあり、就任時には大いに期待した小池百合子という政治家に対し、私が決定的な不信感を抱いたのはこのときからだった。
(中略)もう一つ、小池劇場の「ない」は、ファクト(事実)に基づくロジック(論理)がないことだ。最近の小池の記者会見では、まさに「言語明瞭、意味不明」(流暢に喋るが、論理はめちゃくちゃ)」な場面がたびたび見られる。
2月末、現在の築地市場の安全性を問われた際に、「コンクリートとアスファルトでカバーされており、法令上も問題がない(から安全)」と答え、それなら同じく被覆されている豊洲も安全ではないか、と問い返されると、「地上と地下を分けるという考え方は、消費者が合理的に考えてくれるかクエスチョンマークだ」と支離滅裂な答えを返し、数日後、「豊洲は安全だが安心がない。築地は安心もある」との珍回答をした。これについて、橋下は堪りかねたように、「小池さんの態度は知事として失格」と自身のツイッターで斬って捨てていた。



ところで、まずは何が問題とされていたか、報道の内容を整理してみましょう。本書によると、



①汚染があって市場には不適切な豊洲という土地


 →豊洲という土地に「汚染」はない。東京ガスの所有していた土地の一部には汚染が見つかったが、それはコンクリートやアスファルトで封じ込める対策で十分事足りる。


②石原さんが利権のために強引に移転を決めた

 →豊洲への移転は、石原の前任者の青島知事時代からの既定路線。青島から石原の引継書に「豊洲」と書かれてあった。


③高い値段で土地を買った

 →東京都は条例が定めている財産価格審議会の諮問を受け購入した。購入時の平成23年、豊洲地区の平均価格は70~80万円/平米。購入価格は約50万円/平米。土壌汚染対策費をプラスしても69万円強/平米。


④土壌汚染対策と建物の工事費に多額の費用をかけた

 →共産党が「土壌汚染が危険だ」というプロパガンダを展開。それに対し、当時都議会最大会派だった民主党と、公明党が迎合した結果、必要以上の対策費が上乗せされた。


⑤地下水のベンゼンの濃度が高い

 →飲用水でもなく、掃除にも使わない。浄化して排水管に捨てるだけの水。そのような水に、厳しい飲み水基準を当てはめる必要はなく、同様の基準を求めると、全国の卸売市場がすべて営業できなくなる。


⑥床の下には盛り土がなく、「謎の空間」が広がっていた

 →排水管など無数の配管を張り巡らすスペース。敷地が広大なため、問題が起きたときに自転車で移動できるよう、通常より大きく作られている。そのため盛り土は必要なかった。


⑦これら一切を石原さんと一緒に進められてきたのが「ドン」率いる都議会自民党

 →当時の最大会派は民主党。石原都知事は、民主党の提案を飲むかたちで、多額のカネはかかるが、皆の「安心」のために、厳しい環境基準での土壌汚染対策を行うことを決断した。


⑧豊洲市場は今もまだ安全だとは言えない施設

 →平成26年12月9日舛添前都知事が安全宣言。平成28年12月28日に東京都が「検査済証」を発行。小池都政のもと、あらためて安全宣言されたが、小池と都庁は広報しなかった


⑨6000億円もの税金が使われた

 →これは「税金」ではない。東京都の公設市場は、独立採算の事業として運営されているため、「市場会計」というなかに独自のお金を持っている。税金「一般会計」からの支出はゼロで、それは東京都のホームページにも書かれている。


⑩こうした間違いを小池都知事が丁寧にチェックしている

 →市場の移転延期を独断し、安全宣言の出ていた豊洲に難癖をつけて問題をこじらせ、豊洲の維持費と業者への補償をあわせ100億円超の公金が垂れ流されている。移転延期が1年に及べば、年間200億円前後が費やされる。


また、移転が遅れているために、新たに建設予定だった道路がオリンピックまでに間に合わないという事態に。

築地も安心なのかというと、実はネズミや猫など様々な動物が走り回り、古い建物はアスベストが使われたまま、アスファルトには割れ目が無数にあり、汚染水が漏れ出るような現状なのだとか。



では何故「小池劇場」が成立してしまうのかと言うと、問題はテレビを始めとするマスメディアの報道姿勢にあるようです。著者はこのように述べておられます。

マスメディアの腐敗が深刻だ、とは昨今よく言われることである。
事実の追及を怠ってデマを拡散する。勝手なストーリーを組み立て、悪役に仕立て上げた人、モノ、土地に風評被害をもたらす。「取材」と称して、民間人のプライバシー、人権を侵害する。そして、政治的公平性を著しく欠く。
くわえて、これら一切の犯罪的行為について無自覚である
そんなマスメディアの側が最近、インターネットに流される「フェイクニュース」の害を言い立てたりしているが、マスメディアという大機関がネット上の小さな個人のもたらす誤報の害を問題にするなど、片腹痛い。
小池は就任以来、そんなマスメディアに愛され続けてきた。小池劇場とはつまり、マスメディアの腐敗が全開にされた現象だったとも言えるのだ。



私自身は滅多にテレビを観ないのですが、たまに報道番組を観ていると、小池百合子さんはとても感じの良い人、小池さんに敵対している人たちはとても感じ悪く見えるような切り取られ方をしているなぁと苦笑いしてしまいます。



有本香さんの論拠は、ほとんどが公開された資料ばかり。マスコミのみなさんにも、ぜひこのくらい調べて報道していただきたいものですね。









2017/05/07

祝詞と神拝作法について



五月七日になりました。
五月五日より二十四節気では立夏。いよいよ夏ですね。確かに一昨日からぐっとあたたかくなり、汗ばむこともあるくらいです。
七十二侯ではカエルの啼き始める季節です。子供の頃はうちのまわりが田んぼだらけでしたので、夜寝るときはカエルの大合唱が煩いほどだったのが懐かしいです。


カエルを読んだ和歌にこんなものがあります。


蛙鳴く井出(ゐで)の山吹散りにけり花の盛りに逢はましものを                        詠み人しらず (古今集,春下125)



カエルと山吹の花を一緒に詠んだ和歌が多いそうです。時期としては春の終わりを表現しています。山吹とは、ヤマブキイロというように、濃い黄色の可愛らしい花です。



さて、毎週のように「祓い」と「浄化」を二~三回おこなっておりますが、いかがでしょうか? 何か良い変化がございましたらぜひお知らせくださいませ。喜びを分かち合いたいです。


大和撫子塾もお陰様で思ったよりも多くの方に入塾いただきました。ありがとうございます。一年間共に学び、共に人生を楽しむ土台を築いてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。




ところで本題ですが、ある霊能者の方の本を読んでいて、神社でふたつ柏手を打つと、神様が帰ってしまわれる、との記述がありました。実は、白川伯王家神道(通称:伯家神道)でも、神様をお送りする作法である第八種神拝作法で、胸の前で二拍手をおこなうのです。ですが、神様をお迎えする作法である第九種神拝作法では、顔の前で一拍手、みぞおちの前で一拍手をおこないます。


これらは、神棚の前に備える榊の上げ下げでおこなう作法ですので、神社でお参りするときにおこなうものではありませんが、通常みなさまが神社でお参りするときにおこなう胸の前での二拍手は、やはり神様をお送りするものであるということは間違いありません。



神棚の前で祝詞を奏上する際の方法ですが、このような手順でおこなっております。


火打石で身を清める。

  ↓

祝詞を奏上する場に結界をはる。

  ↓

第七種神拝作法に則り一礼四拍手一礼。(第七種神拝作法は伝授を受ける必要あり)

  ↓

印を組み、祝詞を奏上する。

①三種祓(さんしゅのはらひ) 1回

②身禊祓(みそぎはらひ) 3回

③大祓(おおはらひ) 1回

④一二三祓(ひふみはらひ) 3回

⑤三種祓(さんしゅのはらひ) 1回

⑥一礼

  ↓

第七種神拝作法に則り四拍手。

  ↓

一礼して祈願・決意表明。

  ↓

二礼二拍手一礼。



このような流れですので、二礼二拍手一礼は祈願や決意表明のあとにおこなっているのです。ですから神様が送られてしまっても問題がありません。そう考えてみますと、神社でも祈願や決意表明をおこなったあとに二礼二拍手一礼をした方が良さそうです。



先日いらっしゃった大和撫子塾の塾生様は、神社でお参りするときに「一二三祝詞」を唱えているそうです。そのお話を伺ったとき、数ある祝詞の中で、何故一二三祝詞を選ばれているのかなぁと少し不思議に思い調べてみました。そうしたらこんなページを見つけました。


アラフォー女性におすすめ!「ひふみ祝詞」を唱えて幸せになる方法



普段唱えている一二三祝詞ですが、意味を解説していただけてとても有難いです。ただ、奏上するときに区切る場所と、意味合いとして区切っている場所が少し違うのが気になります。そのうち調べてみたいと思います。



白川伯王家神道では、すべての神拝作法をおこなうのが困難な場合は、三種祓だけでも奏上しなさいと教えられております。三種祓はとても簡単ですので、こちらに記載しておきますね。ぜひ試してみてください。


≪三種祓(さんしゅのはらひ)≫

とほかみえみため

とほかみえみため

とほかみえみため

祓ひ給ひ清め給ふ


読み方としては、

とほーかみーえみーためー

とほーかみーえみーためー

とほーかみーえみーたーめー

はらーひーたまーひーきよーめーたーまーふー

です。



時々神社の本殿に説明書きがありますが、そこに「祓い給え清め給え守り給え幸い給え」と唱えると良いと書かれているところがあります。それに共通するものでしょうか。ぜひ試してみてくださいね。





平成29年4月1日より無料で「祓い」と「浄化」をおこないます。


ネットショップも運営しています。ぜひご覧ください。